五十肩でお悩みのあなたへ

五十肩ってなに?

まずは五十肩(四十肩)という名称について、場合によっては六十肩なんて呼ばれ方もありますが本来は「肩関節周囲炎」というお名前があります。
文字の通り、肩の関節周辺に炎症が起きたことがきっかけになる痛みや関節の硬さのことを指しています。主に後頭部が触れない、腰に手が回らないといった動きの制限と強い痛みが特徴です。
他にも

・ズボンをはくときに痛い
・着替える度に痛くてツライ
・目線より上に腕を動かすと痛い
・車のシートベルトがとれない

などなど様々な痛みを訴えます

五十肩かも?と言うときの見分け方

肩の痛みを感じたときに30代以降の方が「五十肩かも?」と心配されます。
ある程度見極める方法として、以下の2つの動きができるか?が目安になります。

「後頭部を触る」

ひじが前に向いているのも運動制限になります。写真の様に横に開いても辛くないならバッチリOKです。
後頭部が触れないときはシャンプーなどがしにくくなっているはずです。


腰に手を回す」

関節の可動範囲が狭くなっていれば、腰を触るのも難しいはずです。
ちなみに元々の関節が硬いのであればここまで動かすのは難しいので痛くないなら問題ありません。
痛みが出るとすれば、肩の前か肩甲骨付近が多いです。

五十肩になるとどうなるの?どうしたらいいの?

痛みが出てきてすぐのころは、関節に炎症が起こっていることが痛みの要因になっているので強い痛みがあります。
この時期はまず整形外科に相談することをお勧めいたします。
なぜかといえば、稀にですが肩関節に石灰が溜まって炎症を起こしているケースがあるからです。
石灰由来の場合は痛みも激しいのですが、整形外科での処置で痛みが楽になるケースが多いです。
見分けるためにもまずは整形外科を受診してみてください。
しばらくたって痛みが治まったころに、関節が固まってしまっているので「硬さからくる痛み」が出ています。
このころに必要になるのは「運動」です。
肩関節を中心に腕の運動を行って固まってしまった筋肉や関節のリハビリを行います。
整形外科でカンタンな体操を教えてもらえますが、それでも痛みが強い場合は鍼灸治療などで筋肉の緊張を緩めて動かしやすくしていきます。
この時期は鍼灸院や整体院がお力になりやすいタイミングですね。

自宅でできるセルフケアは?

お勧めのセルフケアは、写真のように脇を閉じた状態で、腕を左右に振って固まった方の筋肉を柔らかくしていきます。


おそらくですが、痛みや関節の硬さが強い場合は外側に大きく動かすことができなくなっているはずです。可能であればこの運動を湯船で10往復1セット以上行っていただけると少しずつですが関節の運動が解放されて腕の動きが良くなっていきます。
こちらのセルフケアを行うことで、後頭部や背中に手を回す動作が改善していきます。

バンザイの角度を増やすためには壁か床に手をついてうでをのばしましょう。
15秒程度を無理なく続けることで可動範囲が改善していきます。

他にも様々なセルフケアはありますが、一押しのケア法をご紹介させていただきました。
まずはできる範囲で結構ですのでゆっくり丁寧に取り組んでみてください。

実際の施術例

実際に当院にいらした方の施術時の記録をご紹介いたしますね。

腕を上に上げる際に、硬さと痛みのためこれ以上は上げることが難しい状態です。

 

施術とセルフケアで腕を上げる練習を続けたことで徐々に上に上げられるようになってきました。

 

毎日のストレッチと定期的な可動域改善の施術を狙いここまで上がるようになりました。

 

樹庵ではどのようにアプローチするのか

その方の痛みのタイプによってアプローチ法(改善法)は変わりますが、基本的には痛みを抑えながら可動域を広げることを目的にして施術を行います。
整体と鍼灸をどのように使い分けるかといえば、痛みが強すぎて肩の関節や腕を動かすことが難しければ鍼灸治療をお勧めしております。
特にそこに差がない場合は、施術を受けるお客様のお好みに合わせて手技をチョイスしております。

五十肩の基本的な解説部分でお話ししたように、この不調については炎症が落ち着いた後に関節の動きに制限が残ることが特徴でもあります。
その関節の動きを改善するためには、日常的なセルフケアは必要不可欠なので、様々な動きに合わせた、時期に合わせたケアを提案いたします。

当院での施術で痛みと関節可動域の改善を図りつつ、自宅でのセルフケアによって緩めた筋肉や関節を更に緩めるといった狙いです。

これを行うことで、実例で紹介したような変化を起こしていきます。

痛みが出始めの急性期の場合

この時期は、可能範囲で痛みを引き下げる施術を行います。
痛みを押さえて動かしやすくするという目的ですね。
中には、夜に眠れないほどの痛みを感じるという場合がありますが、その際は肩関節に石灰が沈着している可能性もありますので、早めに整形外科を受診してみてください。
動かす際に強く痛みを感じている場合は無理に動かす必要はありません。
あくまで無理のない範囲で腕や肩を使っていくことをお勧めいたします。

痛みが引いて硬さが残った慢性期の場合

この時期には痛みは動かした際の「関節周りが硬くて痛い」というものがメインの不調になります。
硬くてそれ以上動かせないことからくる痛みですが、この痛みをある程度感じながら動かし続けることが改善への近道になっています。
そのため、この時期には施術での痛み軽減と合わせてその時期の可動範囲に合わせたセルフケアをご提案いたします。

よくあるお問合せ

【すぐに痛みがとれますか?】
動かす際の痛みについては個人差がありますが、セルフケアを行うことで痛みの緩和が期待できます。
直後に痛みが消える方も居りますが、しつこく残ってしまうケースもあるのでお約束はできませんが、今よりは格段に痛みを減少することは可能です。

【夜も眠れないくらい痛いですが治りますか?
あまりにも痛みを強く感じる場合は整形外科の受診がお勧めです。
得に夜も眠れないくらいとなれば石灰の沈着による炎症で痛みが出ている可能性が高いからです。

【石灰の治療をしたのに痛みますができることがありますか?】
整形外科での処置を下にもかかわらず痛みが残る場合はお力になれます。
肩関節を中心に、緊張の強い筋肉を緩めて痛みの改善、可動制限の解消を狙います。

【沢山通わないといけませんか?】
樹庵では継続的な施術も大切と考えておりますが、改善のためになによりも大切なのはセルフケアです。
ご希望やご予算に合わせて施術プランを計画いたしますのでご安心ください。

 

村上市の整体 無痛整体樹庵に連絡をする方法